メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【フランス】2022.10.14 発表

フランス、2021年の大気質は全体的に改善と報告

 フランス政府は「全国大気質の日」の10月14日、2021年の屋外空気質評価結果を公表した。それによると、2020-2021年期には大部分の大気汚染物質の排出量および大気中濃度が減少し、大気質は全体的に改善していることが確認された。ただし、健康を守るため規制基準値が設定されている12物質のうち、オゾン(O3)、二酸化窒素(NO2)、 PM10、ニッケルの4物質では基準値超過がみられ、全国規模のPM10汚染や砂漠からの砂塵による海外領土での大気質悪化も発生した。このほか今回の評価結果では、フランスが煤煙、PM1、農薬、花粉、藻類の分解による汚染物質など、EUレベルで規制されていない大気汚染物質のモニタリング網の整備を独自に進めていることなども報告している。政府は2021年までの良好な結果を受け、これまでの排出削減策が確実に続行されるよう、国の大気汚染物質排出削減計画(PREPA)の見直しを進めている。
【フランス環境省】

前のページへ戻る