【カナダ】2022.10.12 発表
カナダ環境・気候変動省は、連邦炭素価格付け制度による国家収入の国民への還付(第二回目)を開始すると発表した。気候取組インセンティブ(CAI)給付として、2022年10月14日から、同制度がすでに適用されているオンタリオ州、マニトバ州、サスカチュワン州、アルバータ州の各世帯に対し、銀行振込などを通じて還付が行われる。例えば、夫婦と子供2人の世帯の場合、オンタリオ州で186.25ドル、マニトバ州で208ドル、サスカチュワン州で275.25ドル、アルバータ州で269.75ドルになる。農村部や過疎地ではさらに10%の上積みがあるという。これらの州では10世帯のうち8世帯が支払額を上回る還付金を受け取れる計算で、最も恩恵があるのは低所得世帯と中所得世帯だという。同制度による収入は、連邦政府のプログラムを通じて国内の世帯や企業、組織などに還付されるが、約90%はCAI給付を通じて各家庭に四半期ごとに直接還付される。2022年7月には、2022~2023会計年度における初回のCAI給付が行われていた。
【カナダ環境・気候変動省】
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