【企業】2022.10.11 発表
ポーランドのバッテリーシステム製造を行うImpact Clean Power Technology社(Impact社)、伊藤忠商事株式会社の100%子会社である伊藤忠プランテック株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社(東芝ESS)は、バスをはじめとするヘビーデューティー向け水素燃料電池システム開発に向けた具体的な活動に着手した。
3社は、昨年締結した覚書に基づき、東芝ESS製の耐久性・安定性に優れた固体高分子形水素燃料電池スタックを搭載したバス向け水素燃料電池システム開発の検討を行い、このたび、東芝ESSの固体高分子形水素燃料電池スタックがImpact社へ出荷され、Impact社は最初のアプリケーションとして、バス向け水素燃料電池システムの動作テスト・検証を開始する。
Impact社は、欧州におけるモビリティ、ヘビーデューティー、定置用エネルギー貯蔵向けバッテリーシステムのリーディングメーカーとなる。東芝ESS製の高耐久水素燃料電池スタックと、Impact社のシステム設計・製造能力を合わせることで、Impact社は従来の約2倍の寿命を持つモビリティ向け水素燃料電池システムの早期製品化を目指す。また、将来的にはトラック、鉄道、船舶向けへの適応の可能性も検討している。
伊藤忠プランテックは、本技術開発のコーディネーション・物流を担うと共に、伊藤忠商事のネットワークを活用し、マーケットインの発想で水素燃料電池システム、水素燃料電池発電の新たなアプリケーションを発掘していく、としている。
本件を通して、Impact社、伊藤忠プランテック、東芝ESSは、欧州及び世界で水素バリューチェーンにおけるビジネスの拡大を目指し、脱炭素化社会の発展に貢献していく、としている。
【株式会社東芝】
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