【イギリス】2022.10.11 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、長距離越境大気汚染条約(CLRTAP)の下、2023年3月にスウェーデンで開催する第1回「大気汚染に関する国際協力フォーラム」のタスクフォース初会合をブリストルで開き、世界的な大気質改善の国際協力に関する協議が行われていると報告した。大気汚染は依然として人々の健康に対する最大の環境リスクで、様々な疾病や生産性の低下、莫大な経済コストを招いている。大気汚染は国境を越える問題であり、2023年のフォーラムには世界中から国際的な専門家や条約締約国・NGO・主要国の代表らが参加、世界的な大気汚染に関する科学・政策の専門知識を共有する初めての機会となる。イギリスはこれまで、条約創設メンバーとして越境大気汚染の国際的な取組で主導的役割を果たしてきた。条約は欧州と北アメリカの有害汚染物質削減に寄与し、欧州では1990~2006年に二酸化硫黄が70%、窒素酸化物が35%減少。イギリスでは2010年以降、窒素酸化物が44%、PM2.5が18%減少している。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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