【研究機関】2022.08.12 発表
世界気象機関(WMO)と国連「水と気候に関する国際青少年連合(UN1FY)」は、8月9日~13日、「青少年地域会議―アジア太平洋地域2022」をフィリピンで開催した。同会議には、国連持続可能な開発目標(SDGs)(特に目標6−きれいな水と公衆衛生及び目標13−気候行動)の達成に向け、アジア太平洋地域から1000名を超える若いリーダーが集まった。
気候変動はアジア太平洋地域に広範な気象攪乱を引き起こしており、特に小島嶼開発国での影響は大きく、沿岸地域は洪水や海面上昇、強大化する台風により一層脆弱になり、生命や生活が脅かされ、莫大な経済損失を被っている。またアジア開発銀行の「アジア水開発展望(AWDO)」によれば、世界の人口の60%を占めるアジア太平洋地域では、推定3億人が安全に管理された水、あるいは基本的な水サービス(飲料水など)へのアクセスができず、12億人は適切な公衆衛生が欠如しているという。
気候変動対策の要は若者であり、WMOは気候変動の緩和、適応のための革新や発想、を促すため、若者の代表者らと緊密に協力していく。
【世界気象機関】
https://public.wmo.int/en/media/news/young-people-drive-climate-and-water-action
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