【企業】2022.07.20 発表
サントリーホールディングスは、年内に、国内での製品のトラック輸送の一部で、リニューアブル燃料(再生可能資源由来の燃料)の導入を開始した。
今回使用する燃料は、フィンランドのエネルギー企業、ネステ社が開発した「NESTE Renewable Diesel(NRD)」。NRDは生物(バイオ)由来の非可食油を原料に精製された燃料で、石油由来の軽油を使用した際と比較し、CO2の排出量を約90%削減できる。既存の車両や給油関連施設をそのまま使用でき、今後国内での利用拡大が期待されている。
NRDの本格導入に先立ち、現在、本取り組みに賛同する5社で実証実験を行っている。検証の結果を踏まえ、同社の配送ルートの一部で、年内に本格運用を開始する予定となっている。
サントリーグループは、「環境目標2030」の中で、2030年までに温室効果ガス排出量を自社拠点で50%削減、バリューチェーン全体で30%削減することを目指し、さまざまな取り組みをグローバルに進めている。今回の取り組みをきっかけに、環境負荷低減の取り組みをさらに加速させていく、としている。
【サントリーホールディングス株式会社】
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