【ドイツ】2022.07.01 発表
ドイツ連邦環境省(BMUV)は、2020年、フードサプライチェーンにおける食品廃棄物量が合計約1,100万トンであったことを公表した。これは、ドイツ政府による欧州委員会への報告に基づくもので、食品廃棄物の約51%は家庭、17%は飲食店やケータリング業界、15%が食品加工過程、7%が流通部門、2%が農業部門から排出されたとしている。農業部門から排出される食品廃棄物は、その大部分が廃棄物として処理されずリサイクルされている。ドイツ政府は、このような背景から食品廃棄物削減のための国家戦略をさらに発展させるとし、全ての関係者とともに、分野別に拘束力を持つ方法で食品廃棄物を削減していくとしている。報告書はEU廃棄物枠組指令に基づくもので、欧州連合加盟国は、少なくとも4年に1度、食品廃棄物量の測定が求められている。欧州委員会は加盟国から提出されたデータを分析し、総括報告書として公表する。さらに、これらのデータは、EU全体の拘束力のある削減目標に関する提案の基礎として使用される。
【ドイツ連邦環境省】
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