【研究機関】2022.06.20 発表
世界気象機関(WMO)等が後援する「世界暑熱健康情報ネットワーク」と国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は、6月14日を「高温行動デー」とし、家庭や職場、スポーツ等での高温による健康リスクや簡単な予防方法(水を飲む、木陰で休む、暑い時間帯の屋外活動を避ける等)の周知を図っている。6月中旬にも拘わらず、猛烈な熱波が北アフリカ、欧州西部、アメリカを襲い、スペイン内陸部では2022年6月15日に43℃を、フランスでは猛暑が南部から広がり6月16日に40℃を記録した。アメリカでは北中西部~南東部に高温警戒/警報/注意報が発令され、国民の約3分の1が影響を受けている。温暖化の影響で熱波が通常より早く到来、頻度・強度も高まっており、命にかかわる自然災害だという。各国の気象水文機関(NMHS)提供の熱健康警報等は、熱波に備える地方当局の行動計画実施の基盤である。世界保健機関(WHO)は、欧州での熱健康行動計画の拡大を提言した。
【世界気象機関】
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