【企業】2022.05.17 発表
東芝エネルギーシステムズ株式会社は、大和エナジー・インフラ株式会社および株式会社CO2Oが共同開発した鹿児島県のさつまグリーン電力2号太陽光発電所(薩摩郡さつま町)について、大和エナジー・インフラが出資するSPC(特別目的会社)を通じて、同社が今年4月より開始された「FIP(Feed-in Premium)制度」を適用した電力受給契約を締結した。
本契約では、同社が再エネBGを構成し、本発電所で発電された再生可能電力を買い取り、市場または相対取引で売却。東芝ネクストクラフトベルケ株式会社のシステムを活用して、再生可能エネルギーを束ね、計画値同時同量業務と取引業務を発電事業者に代わって代行する。発電事業者は、同サービスに加入することで、事業者はバランシング責務とマーケットリスクを負うことがなく、疑似的なFITスキームを構築する事が可能。本契約では20年間、同社が国から支払われるプレミアム価格と合算し、FIT相当の価格で買い取りをするため、顧客の事業収益の安定化にも貢献する。
同社では、エネルギー機器メーカーとして培ってきたノウハウにデジタル技術を組み合わせることで、付加価値の高いサービスを提供することによってカーボンニュートラル社会の実現を目指していくと共に、再エネアグリゲーション事業を通じて、再エネを活用した安定的かつ効率的な電力システムの実現に貢献していく、としている。
【東芝エネルギーシステムズ株式会社】
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