【企業】2022.04.11 発表
鹿島は、先般、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)により採択された「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」のコンクリート分野「革新的カーボンネガティブコンクリートの材料・施工及び利用技術と品質管理・CO2固定量の評価技術の開発」を、戦略的に実施していくための専門組織「CN(カーボンネガティブ/ニュートラル)コンクリートプロジェクトチーム」を4月1日に設立した。
この技術開発は、2030 年までにカーボンネガティブコンクリートに関する材料製造、運搬、及び施工時のCO2排出量の削減とCO2固定量の増大を図るとともに、コスト低減を実現する製造システムの確立に取り組むもの。併せて、確立した技術の国内外への普及を戦略的に進めることで、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指す。
同社は、10年という長期間にわたり、デンカ、竹中工務店とともに幹事会社として、民間企業44社、10大学、1研究機関の合計55団体でコンソーシアムを組み、NEDOの指導のもと連携して本技術開発を進めていく。今般、コンソーシアム全体で研究開発・実証から社会実装までを戦略的に実施するため、同社の技術研究所内に専門チームを設立した。チームは、技術開発担当役員を統括・マネジメントリーダーとして、5つのユニットで構成され約40名が参加する。土木と建築、それぞれの研究者が協働して研究開発を進めることで、その相互作用により成果の創出を加速させる。
【鹿島建設株式会社】
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