ドイツ連邦経済気候保護省（BMWK）は、「エネルギー効率化作業計画」を公表した。これは、より多くのエネルギーを節約し、エネルギー効率を高めるために連邦政府が取るべき重要な段階と手段を定義したもので、財政的なインセンティブ、対象を明確にした普及活動、規制の改正といった明確な対策が、実行に向けたスケジュールとともにまとめられている。ハーベック大臣は、ロシアへのエネルギー依存を下げるためにあらゆる手段を講じているとし、「依存を下げるための最も安価で効率的な手段は、エネルギー消費の削減であり、適切な枠組みと情報を駆使し、エネルギー効率の向上に集中的に取り組んでいく」ことを述べた。ドイツは、2030年までに最終エネルギー消費を24％削減することを目標に掲げているが10年間で2％しか達成できておらず、ハーベック大臣は、エネルギー効率化を、政治、産業、企業、消費者すべてが力を合わせて実現する国家の共同課題であると強調した。
【ドイツ連邦経済気候保護省】