韓国環境部（ME）は、モンゴル国自然環境・観光省と二国間協議を行い、「パリ協定第6条協力的アプローチに関する協力に向けた合意の実施（地球規模での温室効果ガス（GHG）削減のための協定）」に署名した。この協定には、いかに両国が気候変動への対応で協力し、持続可能な開発に向けた活動をするのかが明記されており、これによりGHG削減プロジェクトの実行、測定・報告・検証（MRV）能力の構築、気候変動対応のための政策共有における協力強化、また合意の実施をモニタリングするための合同委員会が組織されることになる。
　両国はこの協定に基づき、ウランバートルにある埋立地でメタンガス削減に向けたパイロットプロジェクトを実施する。このプロジェクトは埋立地で発生したメタンガスを収集、焼却するもので、10年間で約54万トンのメタンガスの削減が期待されている。
　同協定への署名によって、モンゴルでの様々な環境分野の削減プロジェクトの推進が見込まれ、MEはそのようなプロジェクトを成功させて、他の国々との協力を拡大していくことになる。
【韓国環境部】