【韓国】2022.05.06 発表
韓国環境部(ME)は、オゾン濃度が上昇する夏(5~8月)に、高濃度オゾンの集中的な規制措置(オゾン前駆物質の削減、オゾンに対する行動指針の公表等)を行うと発表した。オゾンは窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOCs)等の化合物が太陽放射と反応して生成される。高濃度オゾンに繰り返し暴露すると肺などの呼吸器官に悪影響が及ぶ可能性があり、太陽光が強い5~8月に集中的に対策を行う必要があるという。
規制措置の主な内容は以下の通り。
・NOxやVOCsの排出事業者(NOxを大量排出する50社、VOCsを大量排出する160の施設等)を入念に検査、また、設備の漏洩排出防止が困難な中小企業40社等に技術支援を行う
・最新の機器を用い、大規模な排出設備(工業団地や石油化学コンビナート等)がある地域を集中的に監視する
・高濃度オゾンに関する情報を提供(モバイルアプリや路上の電子表示による迅速なオゾン予測・注意報の伝達等)、また、オゾン暴露を最小限に抑える行動戦略を公表する(小冊子や地下鉄内の公告による)
【韓国環境部】
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