【国際機関】2022.05.04 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、約30の国連機関で構成される「国連エネルギー」が、公正で包摂的なエネルギー移行と、再生可能エネルギー拡大のための新たな行動計画を立ち上げたと報告した。同計画は、新たに5億人に電気へのアクセスを、10億人にクリーンな調理設備へのアクセスを提供するほか、再エネ容量の倍増、石炭火力発電所新設の停止などに向けて行動を加速させる。行動計画の発表に合わせ、「エネルギーコンパクト行動ネットワーク」も発足した。エネルギーコンパクトは政府、企業、市民団体など多様な利害関係者がエネルギーに関する自発的な取組や目標の約束を表明したもので、同ネットワークはコンパクト参加者間での資金、ノウハウ、リソースなどの支援の要請と提供を結びつけるプラットフォームとなる。発足と同時に同ネットワークを通じた複数のパートナーシップも発表され、ナイジェリア、チリなどで、エネルギーアクセス格差の解消、エネルギー移行と女性の機会、グリーン水素に関する取組などが進められる。
【国連気候変動枠組条約】
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