【国連】2022.04.06 発表
国連環境計画(UNEP)は、持続可能な土地利用への投資のための手引きとツールをまとめた「土地利用ファイナンス・インパクト・ハブ」とその一部である「ポジティブ・インパクト指標ディレクトリ」を公表した。UNEPと国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が共同で作成したもので、指標ディレクトリは土地利用への資金提供が環境と社会にもたらす影響を追跡するための指標を提供している。投資による影響の特定と測定を容易にすることによって金融機関の意思決定を支援し、持続可能な土地利用への投資により多くの民間資金を呼び込むことを目指す。これまでは、持続可能な土地利用への投資に際して各基金がプロジェクトごとに主要業績評価指標のセットを独自で作成する場合が多かったが、このディレクトリによって共通で標準化された方法で生物多様性や気候変動などへの影響を把握でき、のぞましい影響を得るための最適な投資先の特定などが容易になることが期待されるという。
【国連環境計画】
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