【企業】2022.03.04 発表
日本郵船株式会社は、同社関連会社のフランス エルエヌジー シッピング社が発注した新造液化天然ガス(LNG)運搬船「ELISA AQUILA(エリサ アクイラ)」が、3月3日、現代三湖重工業株式会社にて竣工した。同船は、イタリアの大手電力会社エジソン社との長期定期用船契約に基づき、フランスの船舶管理会社Gazocean(ガスオーシャン)の管理のもと、最長20年のLNG輸送に従事する。
同船は、主機関に燃料消費効率に優れたWinGD社製の二元燃料低速ディーゼル機関を搭載している。また、優れた防熱性能をもつ容量174,000立方メートルのメンブレン型のカーゴタンクや余剰ボイルオフガスを再液化できるAir Liquide社製の装置を採用して、効率的な運航を実現。
日本郵船社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」を2021年2月3日に発表した。同社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、低炭素燃料として将来のゼロエミッション燃料普及までの橋渡しの燃料として期待されているLNGの輸送と安定供給に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進していく。
「ELISA AQUILA」概要
(1) 全長:約297 メートル
(2) 全幅:約46.4 メートル
(3) 総トン数:118,753トン
(4) 主機関:X-DFエンジン
(5) 積載容量:約174,000立方メートル
(6) 航海速力:19.5ノット
(7) 建造造船所:現代三湖重工業株式会社
【日本郵船株式会社】
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