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[海外エコニュース一覧]

【研究機関】2022.04.01 発表

世界気象機関、2022年3月に東南極で記録的な高温、降雨、棚氷崩落を観測と発表

 世界気象機関(WMO)は、東南極の2022年3月は記録的な高温で珍しく降雨があり、棚氷崩落が観測されたと発表した。3月第3週に、南極高原のボストーク基地(標高3420m)で、これまでの3月の日最高気温-32.6℃を更新する-17.7℃(暫定値)を記録した。同高原のドーム・コンコルディア基地でも、3月の平年値を40℃上回る日最高気温を観測し、これは年間を通じての最高値となった。
 例年夏季末に年間で最小となる海氷面積は、2022年2月25日に初めて200万km2を下回る192万km2となり、2017年3月の史上最小値を更新した。3月15日には、コンガー棚氷が崩落した。今後の温暖化の進行に伴う氷床融解と海面上昇が懸念される。
 南極北西端の南極半島は過去50年で3℃近く温暖化し、全球でもっとも温暖化の進行が速い地域の一つであるが、東南極は気候変動の影響はまだ少ないとみられている。気候学者らは、このたびの高温の原因を気候変動とするのは尚早とし、温暖な海洋から上空に流れ込んだ大量の水蒸気の「大気の川」が主因としている。
【世界気象機関】

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