【韓国】2022.03.31 発表
韓国環境部(ME)は2022年3月31日、ソウル特別市やネット通販大手のクーパン社などと、環境に配慮した配送サービスの試験プロジェクトに関する覚書を締結した。電気トラック用のワイヤレス充電設備の設置、及び物流に適した充電システムの開発を主眼とする内容で、温室効果ガス(GHG)の排出量が乗用車よりも多い内燃機関式のトラックから電気トラックへの代替を促す仕組み作りをする。環境部は、市内2ヶ所のクーパンの倉庫に合計10の充電設備を設置し、今後3年をかけて電気トラックの充電能力や航続距離など、充電インフラの有効性や経済性などを分析する。クーパンは、市からの補助金を利用して2030年までに電気トラックへの切替を行う計画である。さらに環境部は、物流業向けに特化した電気トラックのオペレーティングシステムや充電インフラを開発し業界内で広く役立てたいとしている。試験プロジェクトを拡充し、さらに成果を共有することで、他の物流会社にも電気トラックへの代替を奨励し、運輸部門における炭素中立の実現を目指すという。
【韓国環境部】
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