【韓国】2022.03.31 発表
韓国環境部(ME)は、同国動物産業協会及びアライグマを所有する11の野生動物カフェと、外来種のアライグマを安全・健全に保護・管理するための協力の概要を示した、「アライグマ登録パイロットプログラム」に関する覚書に署名した。
アライグマは愛らしい外見で展示動物として人気があるが、遺棄された場合、国内の生態系を脅かす恐れがあり、2020年5月に「危害憂慮種」に指定されている。同プログラムは、遺棄された野生動物による固有種への悪影響、また、野生外来動物の展示を禁止した場合に起こり得る動物の遺棄を防ぐことを意図しており、覚書には、
・野生動物カフェが所有する28匹にマイクロチップを装着、カフェの経営者は2022年5月までに登録を行いアライグマの生態に適した環境で管理、アライグマの移送・死亡の際は10日以内に所轄環境局に通知
・動物産業協会はカフェの経営者と積極的に協力し、合意の誠実な実施を支援
・MEはアライグマの登録を行政・財政的に支援、定期検査を実施、試験事業の成果を評価
等が盛り込まれている。
【韓国環境部】
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