【フランス】2022.03.08 発表
フランス政府は「材料のリサイクル性、リサイクル、再利用(RRR)」の革新的ソリューションを求めるプロジェクト募集(AAP)で、新たに紙・段ボール、繊維、複合材の3分野の募集を開始すると発表した。この3分野に2022~2024年で計4500万ユーロを投じ、繊維ごみのリサイクル部門の構築や、回収した紙・段ボールの新市場開拓、複合廃棄物のリサイクル材の再利用促進に向けた技術開発などをめざす。プロジェクトの内容はリサイクルしやすい製品・材料の設計から再生材の新製品への組み込みまで、リサイクルの全段階が対象だという。同AAPでは、先行して回収・分別・解体技術、プラスチックリサイクル、戦略的金属リサイクルの3分野での募集も始まっている。これらの6分野はRRR国家戦略の重点分野に挙げられていた。同戦略は3億700万ユーロをかけ、廃棄物に付加価値をつけるとともに資源の対外依存を減らせるよう、市場が求める量と質に応えるリサイクル材料の供給を推進するもので、環境省が2021年9月に発表した。
【フランス環境省】
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