【イギリス】2022.03.02 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は「都市樹木チャレンジ基金」と「自治体樹木景観基金」を通じ、都市や農村の植樹を進めるプロジェクトに総額900万ポンドを拠出すると発表した。樹林地の拡大は気候変動と生物多様性喪失への対策となるほか、自然が身近にあることは住民の健康と福祉に大きな便益をもたらす。今回の助成により、2025年までに年間植樹面積を3万ヘクタールに拡大するという政府の目標の達成を加速したいという。
「都市樹木チャレンジ基金」は第四期の募集で、380万ポンド超の助成により2万8000本超の大型樹木を都市部および都市と農村の境界部に植えることをめざす。都市部、特に自然に触れる機会が限られる貧困地区への植樹が主要な目的となる。自治体のほか、慈善団体、地域団体などによる取組も対象となる。
「自治体樹木景観基金」は第二期の募集で、2022~2023年に540万ポンドが最大65万本の植樹のために供与される。自治体主導のプロジェクトのみが対象だが、地域社会を関与させた植樹計画が奨励される。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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