【EU】2022.02.24 発表
欧州委員会は、家電・電子機器における特定有害物質の使用の制限に関する指令(RoHS指令)のもと、ランプ製品に関して、水銀使用禁止の適用除外を終了する内容の委任指令を公表した。欧州議会とEU理事会の審査を経ており、2022年2月24日のEU官報掲載から20日目に発効するという。RoHS指令では、欧州委員会が期間や用途を限って水銀の使用を認める場合を除き、水銀を含む電気電子機器の販売が禁止されている。同委員会は、ランプ製品における水銀使用禁止の適用除外について科学・技術の進歩を反映して見直しを図るなか、水銀を含まない代替品が広く入手可能であることから、2021年12月にこの委任指令案を採択していた。見直し後の改正指令では、一般照明に対する水銀使用禁止の適用除外のほとんどが期限後に継続されなくなる。同委員会は、改正によって市民の健康や環境を水銀から一層守り、イノベーションや汚染が少ない製品の普及を推進する、としている。なお、EU加盟国は6ヶ月のうちに改正指令の内容を国内法化することになる。
【欧州委員会】
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