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【企業】2022.01.14 発表

日本郵船、4隻のLNG燃料ケープサイズバルカー建造発注を決定

 日本郵船株式会社はLNG(液化天然ガス)を主燃料とする新造大型ばら積み船(ケープサイズバルカー)を、日本シップヤード株式会社、株式会社名村造船所、中国船舶集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船有限公司の3社に建造発注することにした。発注予定隻数は日本シップヤードで2隻、名村造船所で1隻、上海外高橋造船所で1隻の計4隻となり、2024年度から2025年度にかけて順次竣工する予定。

 今回の本船建造発注は、同社グループの外航海運事業における温室効果ガス(GHG)排出量の2050年までのネット・ゼロエミッション達成に向けた、ケープサイズバルカー船隊整備の一環。発注される4隻は、従来の重油焚き船に比べ、硫黄酸化物(SOx)については約100%、窒素酸化物(NOx)については約85%、二酸化炭素(CO2)については約40%の排出削減を見込め、国際海事機関(IMO)のNOx 3次規制にも対応している。

 当社はLNG燃料船を将来のゼロエミッション船が実現するまでのブリッジソリューションの一つと位置付け、既にばら積み船隊においては世界初となるLNG燃料大型石炭専用船1隻と当社初のLNG燃料ケープサイズバルカー1隻の建造を決定している。今後も、より環境負荷の低い水素やアンモニアなどの船舶用燃料を用いたゼロエミッション船の実現まで、計画的、段階的にLNG燃料船の導入を進めていく、としている。
【日本郵船株式会社】

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