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【ドイツ】2022.01.31 発表

ドイツ 建築素材による環境汚染に関する研究結果を公表

 ドイツ連邦環境庁(UBA)は、建築素材による環境汚染に関する研究結果として、屋根シート、屋根瓦、外装石膏、外装塗料などの建築素材が有害物質を環境に放出していることを報告した。これは、2018年夏から2020年冬にかけてベルリンで実施された実証試験の結果によるもので、新規開発地区のファサード、屋根、および雨水下水道から採取されたサンプリングにおける汚染物質と重金属の分析により、殺生物剤、防根忌避剤、亜鉛が高い濃度で環境に到達しており、さらに環境負荷の高い殺生物剤の分解生成物も発見されたことを報告するものである。研究では、建築事業における環境への汚染物質の放出を最小限に抑制する方法についても検証され、事業計画の初期段階で環境対策を考慮することにより、汚染物質の放出を90%以上削減できることが示された。この研究結果は、エコラベル「ブルーエンジェル」の授与基準に考慮される。
【ドイツ連邦環境庁】

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