【国連】2022.01.25 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、ウェブサイト内で海洋に関するページを立ち上げた。海洋は気候システムや世界的な気候変動対策の根幹を成し、同条約の第26回締約国会議(COP26)におけるグラスゴー気候合意でも、海洋についての横断的な取組や海洋と気候変動に関する対話の必要性が確認されていた。海洋ウェブページは、「海洋と気候変動に関する対話」をはじめ、海洋科学分野の情報ともリンクしている。この対話は、国家及び非国家主体が海洋に関する気候変動適応・緩和の取組を強化する方法を議論する場として、第25回締約国会議(COP25)で開催が決定されたものである。初開催は2020年12月で、2022年6月からは毎年の開催が予定されている。地球の表面の71%を占める海は、温室効果ガス(GHG)の排出増によって発生し地球に蓄積された熱の約90%、及び排出されたCO2の約25%を吸収する役目を果たしているが、一方でこのことが壊滅的な影響となって海洋や沿岸の生物や沿岸地域の人々の危険性が増しているという。
【国連気候変動枠組条約】
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