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【アメリカ】2022.01.10 発表

アメリカ海洋大気庁、ハリケーンと竜巻の多発した2021年の気象気候関連重大災害の被害額は1450億ドルと報告

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、アメリカの2021年の気象・気候と関連災害について報告した。アラスカとハワイを除くアメリカ(CONUS)の平均気温は12.5℃で、20世紀の平均より1.4℃高く、127年の記録史上4位の高温となった。一方、アラスカは年平均気温-3.1℃で平年をわずかに上回るが、2012年以降ではもっとも低温であった。降水量は、長期的には中位であった。干ばつ面積は、最小43.4%(5月)から最大55.5%(12月)まで年間を通じかなり広範に停滞した。ハリケーンが多発し、命名低気圧は21で史上3位であった。竜巻も平年を上回る1376件と多発した。特に12月、この月としては最多の193件を確認、2002年の97件を超えた。
 被害額10億ドル級の気象・気候関連災害は、暴風雨、森林火災、干ばつ・熱波、洪水、竜巻、ハリケーンなど20件で2020年の22件に次ぐ史上2位となった。死者数は688人以上で前年の倍、2011年以降で最多となった。被害総額は、1450億ドルに及ぶ。
【アメリカ海洋大気庁】

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