宇部興産株式会社、中国電力株式会社、マツダ株式会社、一般社団法人中国経済連合会、島根県、岡山県、広島県、および山口県は、中国経済連合会が設立した「カーボンニュートラル推進協議会」の専門部会の一つとして設置された「カーボンニュートラル電力推進部会」に参画し、活動を開始した。
　カーボンニュートラルの実現に向けた議論が国際的に加速する中、日本においても政府、自治体、地域、産業界など様々な枠組みによる取り組みの強化が進んでいる。中国地域は、CO2排出量の多い素材産業の割合が全国に比して高く、また、輸送用機械産業の輸出が製品出荷額の多くを占めているため、地域経済が持続的に発展していくためには、各業界の枠組みを超えて地域が一体となりカーボンニュートラルに取り組んでいく必要がある。特に電力のカーボンニュートラル化は、産業界と地域社会の共通のテーマであり、また、対応すべき課題は非常に多岐にわたる。
　このような認識のもと、中国地域においてカーボンニュートラル電力を推進していくための課題を共有し、課題解決に共に取り組んでもらえる企業や団体等を募るとともに、社会実装を見据えたフィージビリティスタディおよび実証に向けた協議を推進し、まずは、早期に着手可能で効果を期待でき、各方面のステークホルダーが協調して取り組むべき課題として、再生可能エネルギー由来の電力の需給拡大について検討を進めていく、としている。
【宇部興産株式会社】