【企業】2021.11.16 発表
Call for Codeの設立パートナーであるIBMと創設団体のDavid Clark Causeは、「第4回Call for Code Global Challenge」の最優秀ソリューションを発表した。今年のGlobal Challengeでは、オープンソースを活用したテクノロジーで気候変動への対応を世界中のイノベーターに呼びかけた。Call for Codeは、世界中のソフトウェア開発者が喫緊の社会問題に対処する、最も大規模で意欲的な取り組み。この取り組みは、問題解決のために高度な最新テクノロジーを活用し、最先端のソリューションを開発していく。今年の最優秀ソリューションに選ばれたのは、農村地域で生活する人々のための利用しやすい水質センサーおよび分析プラットフォームのSaaf Waterであった。
インドのビハール州では、地下水のヒ素汚染に関連した病気が原因で、過去20年間に同じ家族内で9人が死亡した。さらに多くの人々が病気にかかり、インドのゴアに住む、Saaf Waterのチーム・メンバーの母親もその1人であった。居住地域、さらには全世界での被害拡大を阻止するために行動を起こしたSaaf Waterは、水質情報の入手と理解を容易にするため、IBM CloudとIBM Watsonを利用してソリューションを構築しました。設置されたハードウェアとソフトウェアのプラットフォームは、地下水を監視し、推奨される浄化方法と水質の概要を提供するよう設計されている。
Saaf Waterには20万ドルが授与され、このソリューションの改良、テスト、導入に関して、IBMのボランティア「IBM Service Corps」やCall for Codeエコシステムの専門家パートナーからの支援、また、インドを拠点とするチームには、Linux Foundationからの支援を受けることができる。これにより、アプリケーションがオープンソース化され、世界中の開発者がこのテクノロジーを改良、拡張して利用できるようになる。
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