【EU】2021.12.02 発表
欧州委員会は、「北海エネルギー協力(NSEC)」の参加国・地域(ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、ルクセンブルク、スウェーデン、オランダ、ノルウェー、欧州委員会)が閣僚会合を開催し、洋上風力発電を中心とする北海洋上での再生可能エネルギーの拡大にむけた政治宣言を更新したと報告した。EUでは気候中立実現のためにはこの分野の成長が不可欠であるとの認識のもと、欧州グリーンディールの一環として、洋上再生可能エネルギーの設備容量を、2030年までに洋上風力エネルギーで最低60ギガワット(GW)、潮力など海洋エネルギーで1GW、2050年までに洋上風力エネルギーで300GW、海洋エネルギーで40GWまで拡大するという目標を掲げている。宣言ではその達成のための緊密な協力体制を構築すべく、参加各国の支援制度や協力モデルの優良事例の共有、海洋空間計画と入札プロセスの各国間での調整、国境を越えたプロジェクトへの自発的な参加、各国間の再エネの相互接続の強化などをうたい、より大規模で複雑なプロジェクトの実施を加速したいという。
【欧州委員会】
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