【イギリス】2021.11.20 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)はプラスチック廃棄物撲滅に向け、イングランドで使い捨てプラスチック製皿、カトラリー、発泡スチロール製カップ、食品・飲料容器を段階的に廃止すると発表した。12週間にわたり意見を公募する。また、その他のプラスチックごみ対策(ウェットティッシュ、たばこのフィルター、小袋等)に係るエビデンスを求めた。
推定によると、イングランドでは毎年、使い捨ての皿11億枚、カトラリー42億5000万品(大部分はプラスチック製)が使用され、そのうち再生利用されているのは僅か10%。英国では使い捨てコーヒーカップが年間25億個使用され、小袋の多くは再生利用されていない。政府は消費者に不当な影響を与えずに持続可能な代替品へ移行できる方法を検討する。
英国はプラスチック汚染対策で世界を牽引し、レジ袋有料化、マイクロビーズ禁止(リンスオフ製品)、使い捨てプラスチック製ストロー、マドラー、綿棒(軸がプラスチック製)の供給禁止等を実施してきた。2022年4月には再生プラスチック材含有30%未満の包装に対する課税を導入予定である。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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