【韓国】2021.11.15 発表
韓国環境部は、使い捨てプラスチック廃棄物の削減に向け、ソウル特別市江南区においてリユース可能な持ち運び容器を使った出前サービスの試験プロジェクトを開始したと発表した。客側が、出前アプリ「ヨギヨ」からプロジェクトの提携飲食店(現時点で約60軒)を探して選び、注文時にリユース容器を選択するとステンレス製の容器に入った料理が専用バッグで届く。追加料金は1000ウォン(約96円)となっている。バックのQRコードを読み取って返却手続きをすれば、専門の洗浄業者が容器を回収、洗浄して飲食店に戻す仕組みである。2022年1月までに提携飲食店を100軒以上に増やすことを目指し、成果を分析したのち市内の他地区にも対象地域を広げる計画である。同国では出前サービスの成長に伴って使い捨てプラスチック廃棄物も大幅に増加している。環境部は、使い捨てスプーンやフォーク等の無料提供を制限するための法改正準備や、リユース容器の洗浄施設の建設など、出前や食品包装における使い捨て製品を削減する取組を継続していくという。
【韓国環境部】
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