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[海外エコニュース一覧]

【デンマーク】2021.11.10 発表

中国、2030年のCO2排出ピークアウトと2060年のカーボンニュートラル達成への道筋を提示

 英国のグラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)のイベント(デンマークエネルギー庁主催)で、中国国家発展改革委員会(NDRC)エネルギー研究所は近く発表される「中国エネルギー転換の展望(CETO)2021年版」の概要を発表し、2030年までにCO2排出を減少に転じさせ、2060年までにカーボンニュートラルを達成するための道筋を示した。
 同報告書によると、カーボンニュートラル達成と経済成長の継続は両立できる。中国が持続可能な経済成長を維持しつつ2060年にカーボンニュートラルを達成するには、エネルギー消費と経済成長との切り離し(デカップリング)が前提条件である。エネルギー効率化がエネルギー需要削減の柱となる可能性があり、エネルギー強度(GDP単位当たりのエネルギー消費量)は2060年には2020年の23%に減少。電化による電力需要は2020年の27%から2060年には50%超または70%超に増加するが、再生可能エネルギーによりエネルギー需要の大部分が賄われ、2060年には90%超または95%超に達するという。
【デンマークエネルギー庁】

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