【ドイツ】2021.11.03 発表
ドイツ連邦内閣は、「気候保護報告書2021」を採択した。これは、連邦気候保護法に定められた報告義務を果たすもので、2019年に採択された「気候保護プログラム2030」と2014年に採択された「気候保護行動計画2020」の実施状況に加え、各部門の温室効果ガス排出量の2020年までの推移と2020年半ばまでに採択された対策によって期待される温室効果ガス削減量がまとめられている。これによると、採択された対策を合わせて、ドイツは2030年までに1990年比で49%(2030年のEU排出権取引証書価格30ユーロの場合)、または51%(2030年の証書価格60ユーロの場合)の温室効果ガス排出量を削減するとしている。連邦環境省は、気候保護の目標の引き上げに伴い少なくとも65%の温室効果ガス排出量の削減を実現するために、欧州および国レベルでさらなる対策が必要であることを指摘している。
【ドイツ連邦環境省】
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