【研究機関】2021.10.14 発表
世界資源研究所(WRI)は、アラマーク(食品サービス)、ネスレプロフェショナル(食品製造・サービス)、マックス(スウェーデンのハンバーガーチェーン)のメニューに、低炭素型料理に対する「クール・フード・ミール」認証を付与すると報じた。消費者が外食で気候に優しい料理を容易に選択できるようにするという。
温室効果ガス(GHG)排出の4分の1は農業に由来する。また、農業関連のGHG排出の3分の2は動物性食品に起因しており、豆や野菜など資源集約性の低い食品を選ぶことは、消費者が自身の炭素排出を削減できる簡単な行動である。
この認証制度では材料リストを用い、サプライチェーンや土地利用による排出量を分析し一食当たりの排出量を算出。その排出量が、パリ協定に準じてWRIが定める2030年までの基準値を下回り、かつ栄養条件も満たす料理に認証を付与する。
WRIはこのほか、レストラン、病院、大学等が最新の行動科学を活用して食品由来の排出を低減できるよう支援するイニシアティブ「クール・フード・プレッジ」も主導している。
【世界資源研究所】
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