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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2021.07.29 発表

イギリス気象庁、2020年の年降水量、平均気温、合計日照時間はすべて史上10位以内と報告

 イギリス気象庁(Met Office)は、2020年のイギリスの気候に関する論文(State of the UK Climate 2020)を紹介し、温暖化の継続を指摘した。2020年は、年降水量、平均気温、合計日照時間のすべてが史上10位以内に入る初めての年となった。気温は3位、雨量は5位、日照時間は8位であった。開芽日がひじょうに早くなり、落葉日も早かった。
 ・気温
  7月31日にはヒースローで史上3位の日最高気温37.8℃を記録した。
 ・降水量
  2月に相次いだ暴風雨は、記録的な降雨と洪水をもたらし、2月の雨量は地域により平年の2~4倍となった。
 ・日照時間
  特に春季はひじょうに少雨で、この間の日照時間は1981~2010年平均より144%長かった。
 ・海面水温、海面上昇
  沿岸域平均海面水温は11.9℃で、1981~2010年平均を0.5℃上回り、1870年以降8位の高温であった。海面上昇も加速し、20世紀初め以降の1.5mm/年に対し1993~2019年は3mm/年を超えている。
【イギリス気象庁】

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