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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2021.07.22 発表

イギリス、コロナ危機からのグリーン経済復興に向け水道事業計画の野心的な改革を提案

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)、環境庁(EA)、水道事業規制局(Ofwat)は、水道事業国家環境計画(WINEP)のレビューを公表し、コロナ危機からのグリーン経済復興を目指す野心的な改革を打ち出した。
 WINEPはイングランドの水道事業者が取るべき環境保全の行動を示すもので、過去30年、水質や生物多様性、水資源に大きな利益をもたらしたが、近年は気候変動や生物多様性、人口増加等の問題で進捗が止まっている。レビューは25ヶ年環境計画の目標を反映し、顧客や環境、広範な社会のニーズに応えるよう事業者への強い期待を示しており、
 1)より広範な環境上の成果(生息地回復や持続可能な水管理への寄与等)を重視する計画
 2)より柔軟な計画手法(実施は最大25年間、5年毎に情報公開)
 3)より流域や自然に基づく解決策(水処理用湿地の設置等)
 等を提案している。
 また、DEFRAはOfwat (水道事業の経済規制を担う独立機関)の優先課題を示す戦略的声明も発表し、WINEPのレビューとともに意見公募を開始した。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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