【ドイツ】2021.07.15 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)は、再生可能エネルギー統計作業部会(AGEE-Stat)が作成した2021年上半期の推計値を公表した。これによると、2021年上半期の再生可能エネルギー発電量は約1220億キロワット時に達したものの、2020年上半期と比較して10%以上減少したという。減少の主な要因として、春の風量が少なかったこと、陸上風力発電設備の増設が遅れていることが挙げられている。また、新型コロナウィルスの世界的流行による経済的・社会的制約が徐々に解消されていることから、2020年と比較して電力消費量が再び増加に転じ、同時に再生可能エネルギーの発電量が減少したことから、総電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合が大幅に低下し、2020年上半期には約50%であったのが、2021年上半期は約42%にとどまっていることが明らかになった。
【ドイツ連邦環境省】
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