【ドイツ】2021.03.31 発表
連邦内閣は本日、「ドイツ燃料排出権取引におけるカーボンリーケージ回避措置に関する条例」を採択した。連邦環境大臣が提出したこの条例は、燃料排出権取引の対象となる企業がCO2の価格設定により国際競争で不利となる場合、金銭補償を受けることを定めたもの。この条例は、2020年9月に承認された企業の競争力保護に関するドイツ政府の決議を実行するものであり、欧州排出権取引制度(EU-ETS)の保護規制を元に、ドイツ国内の排出取引制度の特殊性を考慮し、金銭補償を受け取る企業には気候保護対策を義務づける。条例は、ドイツ連邦議会に提出され承認を得る予定である。補償金が国家補助に相当することから、連邦政府は欧州委員会に対し条例の承認を申請する。
【ドイツ連邦環境省】
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