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【国連】2021.06.17 発表

国連防災機関、「干ばつに関する特別報告書」を発表

 国連防災機関(UNDRR)は、2021年6月17日の「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」に際し、「世界防災白書(GAR):干ばつに関する特別報告書」を発表した。1998~2017年の干ばつ被害人口は15億人以上、被害額は1240億ドル以上と推計されているが、報告書は、この数値は過少と指摘し、今後、気候変動、環境劣化、人口増により干ばつリスクは急上昇すると警告する。2030年までに干ばつにより7億人が難民化、2025年までに世界の3分の2が水不足となり、世界農業は大きなリスクに直面するという。報告書は、干ばつに備えるための国際メカニズムの構築を強調する次の内容を示した。
 1)事後対応より備え
 2)リスクガバナンスの向上
 3)全国・地域レベルのパートナーシップによる実践的解決策
 4)国際・国内の管理メカニズムの構築
 5)資金調達メカニズムの構築
 6)先住民・地域社会の知識・経験の包摂
【国連防災機関】

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