【アメリカ】2021.05.14 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、バイオ燃料生産プロセスにおいて発生する二酸化炭素を減らしつつ生産量を最大化する研究プロジェクトに、3500万ドルを拠出すると発表した。エタノール、バイオディーゼルなどのバイオ燃料は発酵という変換プロセスによって製造されるが、発酵では副生成物として二酸化炭素が発生するため、新たな技術の開発によるバイオ燃料生産の脱炭素化が課題となっている。今回の助成はDOEのエネルギー先端研究計画局(ARPA-E)のECOsynBioと呼ばれるプログラムを通じて行われ、イリノイ州ランザテック社のCO2をエタノールに直接変換する技術の開発のほか、国立再生可能エネルギー研究所の代替燃料開発など、15件のプロジェクトが選ばれた。DOEではバイオ燃料をクリーンエネルギーの強力なツールと位置付け、バイデン政権が掲げる2050年までのクリーンエネルギー100%と排出実質ゼロの目標達成に向け、バイオ燃料生産技術の向上を推進するという。【アメリカエネルギー省】
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