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【国際機関】2021.05.11 発表

国際エネルギー機関、2020年の世界の再生可能エネルギーの新規発電容量は前年比45%増と過去20年間で最大の成長と報告

 国際エネルギー機関(IEA)は、「再生可能エネルギー市場アップデート」を公表し、2020年の世界の再生可能エネルギー(再エネ)の新規発電容量が過去20年間で最大の伸び率を記録し、前年比45%増の約280GWに達したと報告した。同年の世界の新規発電容量の90%を太陽光や風力を中心とする再エネ発電が占めたという。さらにIEAは、この先も、再エネの新規発電容量は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)以前より急速に増加し続け、2021年に約270GW、2022年に約280GWになるとの最新予測を示した。今後数年間は、世界最大の再エネ市場である中国において、記録的な新規発電容量増となった2020年よりは成長が鈍るとみられるものの、欧州やアメリカ等で力強い成長が見込めるという。またIEAは、輸送用バイオ燃料について、パンデミックで人の移動や物流に制約が生じ2020年の生産量は前年比8%減少したが、2021年には2019年の水準に回復し、2022年にはさらに7%増加すると分析している。【国際エネルギー機関】

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