【イギリス】2021.05.07 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、2015年に導入された使い捨てレジ袋有料化について、2021年5月21日から対象を大手小売業からすべての小売業へと拡大するとともに1枚5ペンスから10ペンスに値上げする。有料化以降、イングランドの大手スーパーにおける使い捨てレジ袋の平均購入数は年間1人4枚となり、2014年の140枚から大幅に減少した。今回の拡大により、中小の小売業における使い捨てレジ袋使用が70~80%削減されると予測されている。
レジ袋有料化は国民に広く支持されており、環境NGOのWRAPがイングランドの成人2000人超を対象に実施した新たな調査では、レジ袋に対する国民の意識に変化がみられたという。食料品の買い物の際にレジ袋を購入すると回答した人は26%(うち毎回購入すると回答したのは4%)で、有料化前の57%から大きく低下した。また、レジ袋を購入することが少なくともときどきあると答えた割合は、18~34歳で49%であるのに対し55歳以上では11%にとどまり、年齢層による行動の違いも明らかになった。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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