【国際機関】2021.04.13 発表
チリ、コロンビア、ペルーの3ヶ国は、気候情報サービスを通じたアンデス地域の気候変動に対する適応力の向上を目的とするプロジェクト「ENANDES」を開始した。農業と食料安全保障、減災、水とエネルギーの3分野に重点を置いて、国家及び地域レベルで気候情報サービスを拡充し、意思決定に資する気候関連の情報や知見を適時発信することを目指す。小規模農家や小型水力発電事業者など様々な関係者の能力構築にも取り組みつつ、他の国や地域でも活用できるような、栽培計画や気候リスクへの対処に役立つ科学的かつ利用側のニーズに応じた気候関連データを提供することが計画されている。適応基金が資金を拠出し、世界気象機関(WMO)が実施に協力するという。アンデス地域は、エルニーニョ・南方振動(ENSO)によって降水量や気温が左右されるなど、気候の自然変動の影響を受けやすい。これに人為的な気候変動が加わって高山生態系や雪氷圏に大きな影響が出ており、同地域には短期的な災害危険の急増や長期的な水ストレスの危険性が生じている。
【世界気象機関】
https://www.canada.ca/en/environment-climate-change/news/2021/04/government-of-canada-delivers-on-commitment-to-strengthen-the-canadian-environmental-protection-act-1999-and-proposes-to-recognize-a-right-to-a-hea.html
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