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【国際機関】2021.04.05 発表

国際再生可能エネルギー機関、2020年の世界の再生可能エネルギー導入容量が過去最高と報告

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、「再生可能エネルギー容量統計2021年版」を公表した。これによると、2020年の世界の再生可能エネルギー(再エネ)の導入容量が260GWを超え過去最高となり、コロナ危機による経済低迷にもかかわらず前年の導入容量を50%近く上回った。導入発電容量全体に対する再エネの割合は2年連続で大幅に増加。2020年は導入容量の80%以上を再エネが占め、うち91%が太陽光(127GW)と風力(111GW)で、中国とアメリカの再エネ市場拡大が顕著だった。一方、2020年の化石燃料発電の導入容量は前年の64GWから60GWに減少、低下傾向が続いているという。世界の再エネ発電容量は2020年末時点で前年比10.3%増の2799GWとなり、依然として水力発電(1211GW)の割合が最も大きいが、太陽光と風力が急速に追い上げている。IRENAのラ・カメラ事務局長は、2020年を「再エネの10年」のスタートと称賛し、温暖化を1.5℃に抑えるには国際社会の更なる前進が重要だと指摘した。
【国際再生可能エネルギー機関】

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