メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【国際機関】2021.03.03 発表

フランス、国内レッドリストの活動をもとに生物多様性の現状は切迫と報告

 国際自然保護連合(IUCN)フランス委員会、フランス生物多様性局(OFB)、国立自然史博物館(MNHN)は、3月3日の世界野生生物の日に合わせ、フランス版レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物種リスト)の過去13年間の活動を振り返り概況を報告した。それによると、この間にフランス本土と海外領土の生物種1万3842種が評価された。そのうち2430種は絶滅のおそれがあり、187種が絶滅したという。報告では、哺乳類、両生類といった分類群ごとに絶滅のおそれの度合いを明らかにし、状況の切迫さと対策の優先度を示した。また、2100種以上が「データ不足」のカテゴリーに分類されているとして知識の必要性も指摘した。国内レッドリストはIUCNフランス委員会と、OFB・MNHN・フランス国立科学研究センター(CNRS)の「自然遺産」共同機関(UMS PatriNat)が発行している。これまでに31のパートナー機関から500人以上の専門家が作成に協力した。
【フランス生物多様性局】

前のページへ戻る