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[海外エコニュース一覧]

【研究機関】2021.01.20 発表

世界気象機関、気候変動に強い持続可能な都市づくりを支援

 世界気象機関(WMO)は、気候変動に強い持続可能な都市づくりを後押ししていることを報告した。WMOのマナエンコバ事務局次長は、2021年1月15日、「健康的で気候変動に強い炭素中立を目指した都市づくりの取組の強化を」と題したウェビナーに出席し、こうした都市の実現には気象学や水文学、気候、環境の側面からの統合的なサービスが不可欠だと語り、WMOが排出削減や気候変動影響への備えに役立つツールを提供していることを説明した。このウェビナーは、第16回「人間居住に関するグローバル・フォーラム」に向けた準備として開催されたもので、同フォーラムが2011年に国連環境計画(UNEP)等と立ち上げた「世界グリーンモデル都市イニシアティブ(IGMC)」のもと、専門家ら約3万人が参加した。同事務局次長は、WMOの統合全球温室効果ガス情報システムが効果的な排出削減戦略の策定に役立つよう排出源と吸収源に関する情報提供を目指していると説明した。また、気候変動の影響による被害を減らすため、WMOが推進しているマルチハザード早期警戒システムを導入することが望ましいと話した。
【世界気象機関】

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