【カナダ】2021.01.20 発表
カナダ環境・気候変動省は、ケベック州に位置する北部グリーン山脈地域において絶滅危惧種の生息地保全に取り組む地域社会によるプロジェクトに、4年間で107万ドルを提供すると発表した。同地域は、比較的攪乱を受けていない温帯林としては世界最大級のもので、オオカバマダラやモリイシガメなど42種の絶滅危惧種が生息する。直面する脅威は、道路網の拡大、レクリエーション活動の増加、侵入種の増加、農業活動、気候変動など多岐にわたる。現地の環境NPOアパラチア・コリドーが主導するこのプロジェクトでは、地域社会の関与を中心に据えて生息地の保全・回復の活動を進めていく。アパラチア・コリドーのパートナーとして、グランビー動物園、地域の環境保護組織など8団体も参加する。この投資は、カナダ自然基金に基づく4年間で総額1560万ドルの資金提供イニシアティブ「絶滅危惧種のための地域社会指定優先区域プログラム」から拠出される。
【カナダ環境・気候変動省】
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