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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2021.01.08 発表

アメリカ海洋大気庁、2020年の国内の甚大な気象・気候災害の件数は過去最多と報告

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、同国では2020年、10億ドル規模の気象・気候災害が22件発生し、同庁が記録を開始した1980年以降、年間の発生件数としては最多を記録した。内訳は森林火災(1)、干ばつ・熱波(1)、竜巻(3)、熱帯低気圧(7)、極端気象(10)となっており、被害総額は約950億ドルに達した。同庁が総括した2020年の気象・気候災害の主な内容は次の通りである。大西洋ハリケーンシーズンが極めて活発で、命名された熱帯低気圧は30個発生し、うち12個が国内に上陸した(ともに過去最多)。1年間に同国を襲った10億ドル規模の熱帯低気圧が7個というのも過去最多であり、被害総額は約401億ドルにのぼった。森林火災については、西部で最も活発化し、国内の森林火災による焼失面積は2000~2010年の平均を51%上回る約1030万エーカー(約4万1683平方キロ)に及んだ。また、アラスカとハワイを除く本土48州の平均気温は過去5番目の高さであった。高温の年上位5年は全て2012年以降に集中している。
【アメリカ海洋大気庁】

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