【イギリス】2021.01.04 発表
イギリス気象庁は、同国の2020年の平均気温・降水量・日照時間が暫定値でいずれも史上トップ10内に入ったと報告した。同年は、平均気温が1884年以降2014年と2006年に続き3番目に高い年となり、また降水量が1862年以降6番目に多く、日照時間が1919年以降8番目に長い年となった。同国では、史上最も高温の年トップ10すべてを2002年以降の年が占め、2020年もこの傾向が続いており、気候変動による世界的な温暖化傾向が国内でも明らかだという。
また同庁は、2020年12月の国内データについても報告。12月は全般的に暖かく、イングランド、ウェールズ、スコットランドの平均気温は平年(1981~2010年平均)より0.4~0.6℃高かった。降水量はすべての地域で予想より多く、ウェールズとイングランド南部はそれぞれ平年の155%、162%で、特にスコットランド北東部やイーストアングリアの一部地域では平年の2倍以上の降水量となった。12月26日には暴風雨「ベラ」が国内各地に豪雨と突風をもたらした。日照時間は多くの地域で平年を下回り、ウェールズでは平年のわずか69%だった。
【イギリス気象庁】
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