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【その他】2020.12.23 発表

ベトナム天然資源環境省、海洋プラスチックごみ75%削減を目指し全国行動プラットフォームを立ち上げ

 ベトナム天然資源環境省(MONRE)は、プラスチック問題に取り組む国際的な協力組織である「Global Plastic Action Partnership(GPAP)」と協力して、全国民的行動プラットフォーム「全国プラスチックアクションパートナーシップ(NPAP)」を立ち上げたと発表した。
ベトナムは、2019年の「海洋プラスチックごみ管理に関する国家行動計画」(首相決定No.1746/QD-TTg)において、2030年までに水域に流入するプラスチックごみの75%削減、観光地における使い捨てプラスチック製品と非生物分解性プラスチック袋の完全廃止、海洋保護区のプラスチックごみゼロを目標に掲げた。さらに、2020年11月に環境保護法を改正してプラスチックごみの最小化、リユース、リサイクルを含め適正な処理について定め、分別廃棄に関する責任を明確化した。
NPAPは、「行動計画」と改正環境保護法に基づき、公・民あげて地域のプラスチックごみ対策を加速し持続可能な循環経済を目指す。近日中にロードマップを発表する。
 ベトナムでは毎年360万トンを超えるプラスチックごみが発生、そのうちリサイクルされるのは10~15%で、専門家の予測では現状のままではベトナムの水域に流入するプラスチックごみは2030年までに倍増するという。
【ベトナム天然資源環境省】

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